初めての土地を「自分の街」と感じられるようになるまでに3か月から半年はかかるもの。
短い旅行期間では、その感覚を得るのはさらにむずかしいけれど 事前に少し知識を得ておくだけで
子どもが現地で感じることも、旅の記憶も、ぐっと深みを増すと思っています。
写真の多いガイドブックを見ながらでやりたいことをリストアップ
まずは図書館でかたっぱしから旅行先のガイド本を取り寄せ 家の本棚を埋めます。
普段から読書量が多かったり 旅慣れしていれば
細かい字の並ぶ「地球の歩き方」は抜群の情報量ですが、小中学生の子どもにはちょっと難易度高めかも。
写真の多い「るるぶ」や「まっぷる」をいっしょに眺めているだけで子どもの興味や嗜好がわかってきて面白い。
親にとっては予定をたてるヒントになるし、子どもは初めて見る国や人々の様子を想像して今まで知らなかった非日常への一歩となる。
頭の中に地図をつくる
これはクイズ形式で。
タイの国の形を描いてみて~
なんてことになって盛り上がる
え?「バンコク」て国名じゃないの?
ということもあり得る。
という親の方だって
「あら、「チェンマイ」の近くに「チェンライ」て都市もある。名前似てる~」
なんて頼りないものなので お互いのへっぽこ知識を笑いつつ、日本を出発してからの移動線が頭に出来上がるころには旅博士のできあがり。
我が家では旅行先の地図を 壁に貼っておきます
地図は手持ちのガイドブックからコピーしてもいいのですが、該当国の政府観光庁公式サイトでもらえるパンフレットがおすすめ。
とてもきれいでサイズもBIG。壁に貼ってもインテリアになります♪
サイトから訪問予定都市を✔してパンフレットを申し込むと無料送付してくれます。
たとえば タイならこちら
それで 壁に貼った大きな地図に 新たに増えた知識や、持ち物など 思いついたことをメモしていくと
旅気分がわくわく盛り上がるし
さらに、旅ノートを作っておくと自分たちだけのガイドブックになる!
荷物のパッキングは自分で
「旅行中のスケジュール」がわかっていれば「何が必要か」もわかってくるはず。
荷物を管理する能力も身に付けてほしいし、旅行中に「あれを持ってこればよかったなぁ」と感じても自己責任。
子どもの荷物と内容 一例(12月 タイ旅行時)
リュック(機内持込み)
洋服・水着・サンダル・帽子・サングラス・タオル・ハンカチ・ティシュ・エコバッグ・虫よけ・カメラ・スマホ・財布
ポーチ(機内の席用)
アイマスク・耳栓・ネックピロー・リップクリーム・目薬・歯ブラシ・ボールペン
うるおいマスク・マッサージ棒・酔い止め ・スリッパ・ハンカチ・ティシュ
簡単な英会話フレーズや単語を予習しておく
まずは ”Thank you“ や ”Hello“ の挨拶から。
できれば現地語でも挨拶できるように。
何かお願いするときには
単語に
“ Please ” や
“ Can I have~?”
” I ‘d like~ ”
をつける
たとえば
” Can I have some water ? ”
「お水ください」
日本語なら
「俺は水」でも 通じちゃうけど
英語だと
” I am water. ”
と言うと
「?? 君は水なの?くす」って笑われちゃうから気を付けてね とか。
機内や会場で座席を聞くなら
“Where is~?”
たとえば
” Where is 39K ? “
「39の K はどこですか?」
※トイレ「restroom」や 私の席「my seat」にも応用可
同時に
“When”
と
“What time”
“How much”
もおさらいしておこう。
座席を倒したいなら
” May I recline my seat ? ”
「シートを倒してもいいですか?」
だけど たぶん
” May I ? ”
「いいですか?」
だけでも通じるから試してごらん
とか。
知らない人に聞くときは
「Can」よりも
「May I〜?」
の方が丁寧な言い方だよ とか。
実際に会話するように発音したほうが楽しいので動画で音を聞きながら反復します
その後は 日常生活で そのフレーズをくりかえす~
現地の通貨で支払いをする
外国のお金って不思議
なんだか おもちゃ みたいで子どもたちにも魅力的に見えるみたい。
だいぶキャッシュレスになってきたけど、やっぱり現地通貨は必要。
電車を利用するときとか、ちょっとした屋台での買い物とか、チップとか。
日本にいる間に、現地の通貨が何で、円にしたら幾ら位なのかを知っておいて あとは現地で。
ほどよく小銭もたまってきたら 小さな財布をわたして、「なるべく小銭がなくなるように会計してね」とお願いするだけ
一応 間違いがないか さりげなく見ておこう
ホテルカードをもらっておくように伝える
ホテルに到着したら、まずホテルカードを自分のバッグに入れてね、と話します。
万が一、言葉の通じない土地で はぐれてしまっても これがあれば見せるだけで行き方を教えてもらえるから。
幸い、これを使う事態になったことはないけれど お守りのようなもの。