バンコク市内の観光の移動手段として有力なのが、電車・タクシーそして水上ボート。
水上ボートは観光名所の寺院・王宮へ渋滞なしで行けるので便利ですね。
水上ボートには観光客向けのBOAT ４U（定期船エクスプレスボートは廃止）とローカルな水上バスの２種類、とガイドブックにはよく紹介されていますが、実はもう一つ、あるのです。
それがロングテイルボート！
ロングテイルボートとは？
バンコクのチャオプラヤー川を高速で走り抜ける、カラフルな細長いボート。それがロングテールボートです。 10名ほどが乗れる水上の個人タクシーのような存在。
王宮巡りのような短距離で乗船するのも良いですし、数時間チャーターして運河の支流に出るのも良いです。船上からリバーサイドの生活を伺いつつ 幅の狭い水路を駆け抜けるのはロングテールボートならでは！
水上マーケットでお水や果物を買ったり、現地の生活を感じる貴重な体験もできます。
ロングテールボートの乗車賃は？
人数や時間に応じて様々のようです。
サートーン船着場からワットポー最寄りのターティエン船着場までは一人１００B（≒350円）でした。
通常の定期船エクスプレスボートが一人１５B、観光船のツーリストボートが６０Bですから割高に感じますが、2019－2020年当時は大型船が停泊できなくなっているターティエン船着場に、この小さなロングテイルボートなら着岸可能だった点と、大きく時間短縮ができるという点は大メリットです。
水上ボートならサパーンタークシン駅からターチャンまで20～30分かかるところ、このロングテイルボートなら10分かかりません。
水上ボートはターティエンに着岸できませんので、目的地のワットポーまで15分程、歩かないといけないのですが、ロングテイルボートならターティエンに降ろしてくれるのでワットポーまで2，3分です。
事前情報がなかったので 乗車前には「もしかしてボラれてる？」と躊躇しましたが、結果大正解でした！
疑ってごめんなさい！
１時間程度貸し切りにしてチャオプラヤ川を観光する方が割安だと思いますが、あの小さな、そして時にはジェットコースターのような船に1時間乗り続けるのは少々キツいと感じる方も多いかと・・・。
サートーン船着場からターティエン船着き場への数分間が、ロングテールボート初心者の我々には ちょうど良い体験だったと思います。
ロングテールボートの乗り心地は？
なかなか緊張感を強いる乗り物です！
そこが面白い♪
バランスが命なので、座る場所も細かく指示され、船内で記念撮影をしようとしたら「端の方に座らないで」と何度か注意を受けました。
水面が近い！
チャオプラヤ川はとてもきれいな川とは言えないので、できれば水がかかるのはご遠慮申し上げたい・・・とびくびくしながら乗っていましたが、船頭さんのコントロールが素晴らしいのか水がかかることはありません。
すごい水飛沫なのに人にはかからないなんて、熟練の技を感じました。
10分程度の乗船はとても楽しいです！遊園地のジェットコースターよりは緩く、ディズニーランドのジャングルクルーズよりも刺激的！乗り物酔いしやすい私ですが、これは大丈夫でした！
他の大型船をぐんぐん追い抜いて滑走するので気分も良いです。
チャオプラヤ川移動をする際にはぜひ一度は乗ってみることをおすすめします！
ロングテールボートの乗り方＆貸し切り交渉は？
個人営業のボートで、 料金は1時間で1000B（≒3500円）など 予約や料金交渉の仕方は様々です。
私たちが行った2019年12月にはBTSサパーンタークシン駅から歩いてすぐの サートーン船着場の川を正面にして右側に専用カウンターがありました。
他には、ホテルのフロントで交渉してもらう、タクシーの運転手に紹介してもらうなどの方法があるようです。
リバーサイドのホテル、たとえば ペニンシュラとかマンダリンホテルオリエンタルのコンシュルジュではロングテイルボートで支流を巡るツアー申込ができます。
余裕のあるスケジュールなら グループやファミリーで貸し切って、水上マーケットへ行くのも良きかな。
水上ボートを楽しむなら立地を考えたホテル選びを
チャオプラヤ川の河畔に位置するマンダリン オリエンタル バンコクやペニンシュラなら ホテルの船着き場からロングテールボートに乗りこんで、そのまま川をめぐる冒険へ出かけられます。
シャングリラもサートーン船着場まで歩いてすぐの最高の立地にありますし、家族連れだけど全員同室ステイしたい、滞在費用を抑えたい、ということならセンターポイントホテルシーロムがおすすめです！
