現代ならではの節約術、ポイントアップサイトでのクレジットカード発行や、クレジットカードをリボ払い設定することで年会費の優遇を受けている方は多いのではないでしょうか?
我が家でも優遇を受けるために設定しています。たとえば、MUFGプラチナアメックスカードや、ANA/VISAワイドゴールドカード、Amazon Mastercard Gold Cardなどです。
ただし、これから住宅ローンなどを組もうと考えてる場合にはクレジットカードの発行や利用の仕方には特に注意が必要です。
信用情報に影響しないように注意
信用情報(=個人信用情報)とは、個人のクレジットカードやカードローンその他の借り入れなどの信用取引における契約内容、返済・支払い状況、利用残高などの取引実績や取引履歴を記録した情報でクレヒスとも言われます。
こういった信用情報は、クレジットカードやカードローン、住宅ローンなどの信用取引に申し込む際の審査時に確認されます
リボ払いを設定しているときの注意点
基本的には、リボ払いを利用しているだけでクレジットカードの信用情報に傷がつくことはないと思われます。信用情報にリボ払いをしている履歴は残りますが、それはクレジットカードを持っていればだれでも利用しているもので履歴が残ることと傷がつくことは別。
きちんと返済していれば信用情報に良くない履歴が記録されることはないはずです。
注意が必要なのは延滞をしてしまったとき。
年に一回程度であれば延滞後の対応をきちんとすれば大丈夫ですが、3カ月以上リボ払いの支払いを延滞すると信用情報に傷がつく可能性が高いです。
万一、リボ払いの残高が大きく残っている場合には ローンの借入可能額が引き下げられてしまう可能性があるのでリボ払い残高を完済しておいた方が良いです。
クレジットカードのキャッシング枠に注意
キャッシングをしただけでは信用情報に傷はつきませんが、キャッシングの目的や返済状況によっては住宅ローン審査に影響することもあります。
たとえば海外旅行時のキャッシング利用などはほとんど影響しませんが、生活費や 別のカードローンの返済にあてる目的などでキャッシングを利用すると、返済能力が低いと判断されることがあります。
銀行によってはクレジットカードのキャッシング枠の影響で希望の額が借りられない場合もあるようです。1年間にローン返済に充てられる額は年収等により決まっているので、キャッシング枠をローンとみなす場合があるからです。
クレジットカードの発行回数に注意する
近いうちに住宅ローンを組むことを考えている場合は、ポイント活動でクレジットカードを発行する行為にも注意が必要です。
クレジットカードは作るだけで情報が登録されています。
リボ払い専用カードも含め、クレジットカードを複数もっていたり、複数のカードを作成した経緯に不自然さがあると 信用情報に傷がついていなくても審査が通りにくくなる可能性はあります。
「新たにローンを組むために完済を急いだのでは?」などの疑念を金融業者に抱かせるためです。
使っていないクレジットカードは解約する
また、多くのカードを所有していると使っていないカードの状況が把握できなくなりがちです。
手数料や年会費など、なんらかの支払いが発生しているのに、気がつかないで滞納扱いされてしまった、ということにならないためにも、もし、使っていないカードがあったら解約することをおすすめします。
まとめ
ポイント活動や、リボ払い設定をしていると 場合によっては住宅ローンなどを組もうとしたときに影響があるかもしれません。
引っかかった案件をクリアするのに時間がかかってしまい、「予定していた土地が購入できなかった!」という事態を避けるためにも、家や土地を購入する予定がある時期は「クレジットカードの発行数を控える」「リボ払い残高は0にしておく」または「リボ払いを一時停止しておく」などの注意が必要です。