注文住宅 全館空調を採用するか否かの決断

出典:三井ホーム公式HP

全館空調、憧れませんか?

どの部屋に行っても、廊下も、玄関も、トイレでさえ快適温度ですよ♪

ホテルのような快適空間♪

暑がりさん寒がりさんにはストレスフリー♪

漠然と「新居に取り入れたい設備」候補に入っていました。

そして考慮に考慮を重ねて・・・

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全館空調 気になる光熱費

mamanoe
mamanoe

全館空調て、光熱費高くなりますよね?

ってハウスメーカー営業さんに聞くと、

たいてい

HM営業マン
HM営業マン

エアコンよりちょっと高いくらいですよ。

こんな感じの答えが返ってきますが

つまりこれは

全室にエアコンを設置して、全室でエアコン稼働した状態よりも

HM営業マン
HM営業マン

ちょっと高いくらいですよ♪ 

という意味であります。

平屋や30坪以内の家ならコストを抑えられるかもしれませんが、40坪以上の2階建て以上だと、使っていない部屋も常にエアコン稼働状態なので、その分の光熱費がかかります。

坪数と電気会社の契約内容によってだいぶ変わりますので要注意。

また、

HM営業マン
HM営業マン

エアコンと床暖を両方使う電気代と、全館空調のみ使用の電気代を比べればそんなにコスト高でもないですよ♪

という営業マンもいましたが、全館空調を使っている友人曰く、

友人
友人

冬は全館空調だけじゃ寒いから床暖房も使うよ~

ですと。

全館空調を得意とするHMのプラン通りに、窓は最小限にして高気密高断熱重視の間取りを作れば、もしかしたら床暖不要になるかもしれませんが 魔法瓶のような構造の家でない限り、床暖房も要りそうです。

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全館空調 初期費用とランニングコスト

全館空調を設置しようとすると、初期費用に150万~300万ほどかかります。

1台10万円のエアコンを5台設置するのに比べても初期費用は4倍以上

耐久性は物により、10~30年と言われていますが、万一 故障して修理が必要になった場合は家全体の空調が使えなくなってしまいます

また、メンテナンスコストや修理代も割高です。

さらに、全館空調はすべての部屋が乾燥しますので対策が必要になります。

湿度調整、脱臭、空気清浄機能、コンパクト化、コストダウンと、改良を重ねてがんばっている全館空調ですが、高機能のものほど高価で 故障しやすいという難点も。

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信頼する家造りのプロが勧めなかった全館空調

全館空調の快適さに惹かれていたので、行く先々のHMでお決まりの質問をしていました。

mamanoe
mamanoe

全館空調って良いですよねぇ~♡
営業さんならご自宅に取り入れます? 

すると、返ってくる考えは賛否両論あるわけですが、私が「この営業さん(設計さん)考え方合う」と感じる人は揃って全館空調反対意見だったのです。

メンテナンスの面から言って、おすすめしない

住む人の健康、特に子どもの新陳代謝や免疫力低下の面においておすすめしない

自然な空気の温度や湿度を感じられなくなる

普段使わない部屋があるなら非効率

信頼するプロたちのこうした考えには妙に納得できました。

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全館空調 窓を開けたい家人の嗜好と合わない?!

そもそも夫は、窓を開けるのが大好きな人です。

真冬や真夏以外はちょっと目を離したら全開放!します。

「さわさわ~」という程度の風ではなく、勢いよく通り抜けて室内の紙類が飛び回るほどの「びゅーんびゅーん」くらいの勢いで通り抜ける風を 家の中でも感じたい人なのです。

窓を大きく配置して、風通しを重視したい我が家には・・・

合わないのかもしれません・・・全館空調。

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全館空調を取り入れるメリットの多い家は?

私たちはどちらかというと木造の「窓の大きな、木と風の通りを感じられる家」を好む傾向があったのですが、「高気密高断熱」を優先する方は全館空調との相性が良いかもしれません。

以下に当てはまる場合は「全館空調を取り入れて本当によかった!」と思えるようです。

高齢化に備えバリアフリーの住宅を考えている場合

室内の温度を一定に保つ全館空調はヒートショックの防止にもなります。

花粉症やアトピーに悩む家族がいる場合

窓を開けないので、花粉症や各植物アレルギーに悩む方には◎、またアトピーは乾燥した空気の方が症状が治まるので◎です。

全館空調システムは空気清浄機の機能を導入できるものが多いです。

吹き抜けや、スケルトン階段を採用して縦に大きな空間がある場合

リビングに大きな吹き抜けや、3階建てでスケルトン階段を採用していたりすると、部屋を閉め切ることが難しいので全館空調を採用すると快適にして自由な間取りが実現できます。

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注文住宅 全館空調を得意とする高気密高断熱HM

全館空調は、窓小さめの高気密高断熱な家の性能にあってこそ、最大限にメリットが発揮できるものなので全館空調ありきで家造りを考えるならば、全館空調システムを得意とするハウスメーカーを見学に行くのが近道です。

三井ホーム(スマートブリーズ)

Panasonic(エアロハス)

セキスイハイム(快適エアリー)

桧家住宅(Z空調)

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まとめ

我々の場合は、家族構成、家の間取りや過ごし方からメリット・デメリットを比べた結果 残念ながら不採用となった全館空調ですが、やはり憧れはあります♪

将来、子どもが巣立って 夫婦で隠居生活を過ごす時には 太陽光発電システム&バリアフリー&平屋、そして全館空調の家に住みたいな(#^.^#)

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