アナベル

アナベルは、北アメリカ東部に自生するアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)の変種を品種化したアジサイです。

6月になるとこんもりと手毬状に大きく花開く白い紫陽花

鬱陶しい季節に、緑と純白が鮮やかで 爽やかな気分にさせてくれます。

2019年7月

アナベル」と名前も可愛いこの紫陽花。

最近 マイルをためはじめた私には「ANAベル」と浮かびます・・・ 

かなりマイル症候群が進んできたかも・・・

家の庭に欲しくて欲しくて、探し回り、ようやく花が咲いている鉢を購入。

毎年、5月~6月に植木屋やホームセンターに出ます

私も 6月に花の咲いている鉢を購入し、北西の庭へ地植えしたのですが 翌年は花が咲かなくて随分心配しました。

でも その次の年はたくさんの花をつけてくれました♪

アナベルの好きなところは、花が咲く前から 咲いた後も、ずーっといろいろな表情を見せてくれるところ

つぼみはライムグリーン

だんだん真っ白に変わっていきます

2020年5月31日まだ薄緑のアナベル
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アナベルをドライフラワーに

そしてからまたに変わり

この時が、ドライフラワーにするチャンスです!

切り取らなければ、茶色に変化しそのままアンティーク調に立ち枯れる姿もまた美しいです。

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アナベルの剪定時期

一般的なアジサイは花後7月頃には剪定をしなければいけませんが、アナベルは 今年伸びた新しい枝に花をつける新枝咲き。

春前なら、いつでも剪定できるのです。

花芽は開花する年の春に出来るので、花後すぐに剪定しなくても花芽を切り落とす心配がありません。

また、剪定は必ずしも必要ではありません。

樹形が気になってきたら花後でも、落葉して枝だけになっている3月頃までに行っても大丈夫。

枝が込み合ってきたら、細い枝や形の悪い枝を切り落とし、全体を丸く半円形になるように整えます。

数年に一度 12月頃に強剪定を行い、地面から2~3芽残して刈り込むと その年の花数は減りますが、枝の勢いが増し大きな花を付けてくれます

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アナベルの増やし方

アナベルは挿し木でかんたんに増やすことができます。

しばらく水につけておいて、根が出てきてから地植えしても成功。

今年は5月4日に切った枝を水につけておいて、3週間後には写真のように根がたくさんでてきましたのでこれを地植えしました。

切った枝を水に差さず、そのまま地植えしても成功しましたし♪

一度は、母に枝だけ渡し、数時間の移動の後に植木鉢に植えたところ翌春には元気な葉が出てきたそうです♪ 

ホント 強い子なんです!

基本的な挿し木の方法は以下の通り。

コツは節を残して切ることです。

新梢を使った挿し木(5~6月頃)

しっかり硬くなった枝を選び、2~3節の長さで切り取ります。
節の下1㎝で斜めに切り、下葉を取り除き、上の葉は半分にカット。
半日~1日ほど水に挿しておき、十分に水揚げをします。
挿し木用土に挿しますが、発根剤を切り口に付けて挿すと成功率が上がります。
用土は赤玉土(小粒)か挿し木用土で、下の節が土に埋まるように挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。
発根したら徐々に日光にならしていき、1カ月ほどで鉢上げをします。

落葉している枝を使った挿し木(2~3月頃)

やり方はほぼ同じ。
この時期は落葉しているので葉の処理は必要ありません。
下の節から発根、上の節から葉を出させます。
成功すれば春になると元気に葉を出してくれます。

太い充実した枝を使うと、その年に花が付くこともあります。

5月8日 蕾 発見!

アナベルを植える時期

適期は3月~4月、10月~11月です。

用土に腐葉土を混ぜ込み、さらに元肥として堆肥や緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
肥沃な土壌を好むので、必ず元肥を用土に混ぜて下さい。
根鉢の2~3倍程度の植穴を掘り、根鉢を軽く崩して植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりとやり、根と土を馴染ませて下さい。

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アナベルを育てる時の注意点

頭の大きい花なので、雨が降るとその重みに耐えきれずぐったりと倒れてしまいます。

雨が止めば、数日でまたしゃっきりと立ち上がるのですが、我が家では100均で買った四角く囲める支柱で支えています。

あとは、肥料をきちんとやることで、大きな立派な花を咲かせてくれます。

アナベルの肥料

元肥として、堆肥や牛糞、緩効性化成肥料などを用土に混ぜ込んでおきます。
追肥は、1月~2月に寒肥、花後にお礼肥を施します。
どちらも緩効性化成肥料か、固形の油粕を施して下さい。

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アナベル基本情報

アナベルの花期は6月~7月
花期になると、分枝した茎の頂部に半球状の花序を出し、小さな花を多数咲かせます。
花のように見えるのはガクが大きく発達した「装飾花」と呼ばれる部分で、雄しべと雌しべが退化しています。

学名…Hydrangea arborescens ‘Annabelle’
和名…アメリカノリノキ
科名…アジサイ科
属名…アジサイ属(ハイドランジア属)
原産国…北アメリカ東部
花色…白、ピンク
樹高…1m~1.5m
日照…半日蔭~日なた

ピンクのアナベルもかわいか~♪

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