バーンカニタのオーナーはタイシルク店を経営する人物で、4軒ある店舗はそれぞれ個性的で内装の高級感にこだわっています。サービスも非常に洗練されていて、気持ちよく食事をすることができる代表的なタイ料理レストランの一つです。
バーン・カニタ店舗情報
バーンカニタ(Baan Khanitha)はタイの本格的な家庭料理を提供する観光客向けレストラン。
ミシュランを始め、数々のレストラン賞を受賞しているとても有名なお店です。
1993年に第1号店をオープンし、現在はバンコク市内に4店舗あります。
「バーン・カニタ タイキュイジーヌ」
スクンビットソイ23:MRTスクンビットとBTSアソークから徒歩10分
「バーン・カニタ&ギャラリー」
サトーン店:BTSチョンノンシー、BTSサラディン、MRTルンピニー駅から徒歩15分
「バーン・カニタ フィフティスリー」
スクンビットソイ53:BTSトンローから徒歩5分
「バーン・カニタ バイ ザ リバー」
アジアティークリバーフロント:BTSサパーンタークシン駅からタクシー、又は無料連絡船あり ※クルーズ船もあり(要予約)
それぞれの支店によって雰囲気が少しずつ違っていて、特にスクンビット店とサトーン店は中に入るとアンティーク調の家具と古美術品でコーディネイトされていて、まるで美術館のようです。
アジアティークにあるバーンカニタは「アジア風」と銘打っていますが、外観は西洋風?!
タイ料理店選びに迷ったら、バーンカニタ巡りもおもしろいかもしれません。
バーン・カニタ&ギャラリー サトーン店の行き方
我々が今回訪れたのは、サトーンにあるバーンカニタ&ギャラリー。
最寄り駅はBTS Chong Nonsi 駅か、BTS Sala Daeng駅です。
どちらの駅からも徒歩15分くらい。
食事後に、受付で「タクシー呼んでもらえますか?」と聞いたところ「Chong Nonsi? すぐだよ!歩いてすぐ!」と笑顔で言われ「うん、そうなんだけど・・・じゃ、歩こう」と歩いたところ、そこで予想外の時間を取られて空港へ到着するのがギリギリになりました。
12月末だったので、比較的過ごしやすい気候で散歩は楽しかったけど、やっぱりタクシー呼べばよかった・・・。
気候が良く、時間に余裕がある時にはぶらりと歩くのも良いですが、旅行中って時間を節約したいものですし、バンコクで 暑い時期は5分歩くのも無理!タクシー移動をおすすめします。
バーン・カニタの裏ランチメニュー
お店に入ると、まるで美術館のようです!素敵!
座席も十分にあるし、ランチは予約なしでも大丈夫(ディナーは予約した方が無難)。
現地の方は少なく、やはり観光客が多かったです(その時は欧米のファミリーグループ)。
メインメニューを見ると、大皿料理が多く一皿1000円以上から、シーフード系は3000円位から。
どれも美味しそうですが、失敗した時(辛すぎて食べれなかった時)のリスクを考えると、怖い・・・。
しかもメニューが豊富すぎて何を選んでいいのやら・・・。
実は、事前にたくさんの方の旅行記を読ませていただき、「ランチメニューがお得」という情報を得ておりました。
そのお得情報(2018年)とはこんな感じ。
1.「ランチメニューありますか?」と聞くと出てくる裏ランチメニューがあること( 何も言わないと、メインメニューしか出てこない)
2.裏ランチメニューはA、B、時にはCまであり、1セット390バーツ程度であること
そんなわけで 我々もランチメニューを出していただいたところ
Aセット 800B
Bセット 700B
おやおや、この2年で随分値上がりしておりますこと。
メニュー内容は盛りだくさんで、日本なら「この中から一つ選んでくださいね」というところですが、一つのランチセットで6,7種類の料理を楽しめます!(メニューを撮り忘れました・・・)
食べきれるかな?
ボーイさんに「4人だけど、4セットだと食べきれないと思うから2セットの注文でもいいですか?」と聞いてみました。
すると ボーイさん、何やらフロアチーフ的な人に聞きに行ってくれて「大丈夫です」とお返事をくれました。観光客だし、子ども連れだし で大目にみてくれたのかしら?
タイではフルーツジュースが本当に美味しい!
この他にも
Lemon Juice、
Watermelon Frosty、
Mango Frosty
どれもフレッシュで絶品でした♪
こういった高級店では Singha BeerやJuice系が割高なのはわかってるけど、美味しすぎて美しすぎて これは止められない!
食事の前にタイ料理の突き出しミヤンカム(Miang kham)登場。
チャプルー(ハイゴショウ)の葉にトウガラシやピーナッツ、マナウ(ライム)、カー(ショウガ)、ココナッツの実を揚げたもの、乾燥小エビを包み、甘いみそのようなタレをかけていただきます。ハーブの香りが鮮烈で、身体がきれいになりそう!
さつま揚げのような、それぞれソースに深みがあります。
タイならではの選び抜かれた食材も楽しい!
グリルチキン系は子どもも大好き
バーンカニタのボメロサラダ「ヤム・ソムオー」
「ヤム」はタイ式の和え物=サラダ。「ソムオー」はブンタン(ザボン)のこと。ザボンの果実をエビや鶏肉、ナンプラー(魚醤)をベースにしたタレで和えたサラダで、辛さの中にも甘酸っぱさが感じられて美味♪
どんどんお皿が並びます。
味が繊細で、辛いだけじゃなく酸味や甘味も感じられる・・・。
マッサマンカレーは辛いのが苦手な方でも大丈夫!
グリーンカレーは辛い!でも辛いだけじゃない!
バーンカニタはトムヤムクンにも定評ありです!
ただし、至極辛~いの!
今回は子連れだったため、辛くしないようにお願いしました。
でも思ったのです。
バーンカニタのトムヤムクンを味わうなら辛さそのままの、ありのままトムヤムクンを味わうのがおすすめ。
辛さ、酸味、エビの旨味が合わさって最高の味のバランスが完成するので、辛さを抑えてしまうと酸味がやや勝ってしまうのです。
もちろん、「辛いのが全くダメ」という場合は仕方ありませんが・・・
次回、訪れる時にはありのままトムヤムクンを味わいたいと思います!
料理はまだまだ、他にもあったのですが載せきれず・・・。
さらに食後のデザート、コーヒーも付きます
ココナッツの滑らかな甘味が舌に優しいざます
値段は倍!に上がってしまったとはいえ、たくさんの種類の料理を楽しめる裏ランチメニューは今も継続していました!
お会計は四人で2777B、およそ1万円でした。
4人で裏メニューのランチセット二つをシェアしたので バーンカニタにしてはかなり低料金です。
足りなければ追加しようと思っていましたが、充分!お腹はいっぱいです。
まとめ
タイ料理は、屋台から高級店まで、メニュー内容にほとんど変わりがないんですよね。屋台でパッタイなど、麺類が楽しめるけど高級料理店でもパッタイが出てくる。
だけど、味が全然違うのです!ソースや辛さの旨み、深みが違う!おそらくそれはシェフの腕前、それから使用される食材が厳選されているから!
正直言って、バーン・カニタはコスパが良いとは言えず、バンコク市内では高級店に入ります。ですがその雰囲気!料理の奥深さ!美しさ!日本で食べるタイ料理とは違う素材の力強さ!
ぜひタイ滞在中にはバーン・カニタのようないわゆる高級店(といっても、日本でタイ料理店に行くことに比べたらずっとリーズナブル)へ足を運んで本場のタイ料理を楽しんでください!