セットバック部分の固定資産税は払う必要はない
舗装費用を自己負担までして(お住まいの地域により異なります)セットバックした我が家の土地の一部。
公衆用道路としての条件を満たしている私道(セットバック部分)は「道路」ですので、当然、固定資産税・都市計画税を払う必要はありません。
ただし!
そのままでは非課税にならないのでセットバック部分のある土地を購入して 家を建てる場合には、注意が必要です。
セットバック部分の申告をしなければ固定資産税が非課税にならない!
「お役所あるある」ですよね・・・
取り立てるものはワイワイ告知して取り立てるのに、補助とか非課税とか免税となると自ら積極的に情報を取りに行かないといけないのです。
そして、面倒な手間をかけて役所に足を運んで申告しないと適用にならないという・・・。
情報に疎い人とか、面倒くさがりの人とか・・・みんな、ちゃんとできているのかな?と心配になります。
申告したセットバック部分については、翌年度から非課税扱いとなりますので、もしも、セットバック部分について申告すれば非課税になるということを知らなかったり、忘れていた期間についての非課税額は返ってきません。
地価が高い土地なら、年に数千円から数万円になりますのでしっかり申告しましょう。
新築ならハウスメーカーが手配しますが、個人で非課税の適用を受けるには、土地の謄本やセットバック部分の面積が分かる地積測量図、その他、役所が指定する書類を用意する必要があります。
そして、新築の場合もハウスメーカー任せにしていてはいけません。
注文住宅を建てた後は資産税課からの通知を確認する
注文住宅を建てた後の一年間は特に念入りに、市町村の資産税課から届く書類に目を通しておくことをおすすめします。
それでも、セットバック部分が非課税になっているかどうかについての明記はないので、私は初年度は行政に確認の電話をしました。
セットバック部分ですが、非課税になっていますか?
お問い合わせのセットバック部分については申告されていないので現在、課税対象になっています。
「・・・ぬ?」
セットバック部分工事後の申告をハウスメーカーが忘れていた!
セットバック云々の申告はハウスメーカーの仕事です。
営業さんに電話して確認してみました。
すると
申し訳ありません。(設計が)申告し忘れておりました。すぐに申告いたします。
しれっと言うではないのー!
この件は、非課税になるはずだった金額分をハウスメーカーが我々に支払うことで解決となりました。
しかし、申告し忘れていることを知らず、ずーっと払い続けてたら・・・と思うと怖いです。
ハウスメーカー手配の内容もなるべく自身で確認することをおすすめします。
そしてさらに!
この件はこれだけでは終わらなかったのです。
セットバック部分の固定資産税 役所の申告処理漏れで重複納付!
家を建てて、4年めになった頃、役所の資産税課から電話がありました。
資産税課からの電話ってドキドキしますよね。
何事か?(ドキドキ)
実はセットバック部分を申告いただいていたのですが、こちらで処理が漏れていたようで、これまでの間、セットバック部分が非課税になっておりませんでした。
つきましては、納め過ぎとなっている税額分をお返しさせていただきたく・・・
・・・・。
ハーッ (´Д`) やれやれです。
セットバック部分の舗装時期にしても自己負担にしても、頑として譲らず「やれやれ」言うくせに(あ、こっちの「やれやれ」はDo itの意です)、役所側のミスは「すみませんでしたぁーアハ!」みたいな感じですよー。アハ!
まとめ
役所もハウスメーカーも信じるな!