コロナ禍でも安心の旅館!全室離れ&部屋食の栃木県赤見温泉「公園荘」宿泊記

2020年8月、お盆の時期に参りました。

コロナ禍で東京アラートも発令中。

この時期に出かけることについては何度も家族会議を行いましたが、東京から車で1時間半、 8室ある客室すべてが離れタイプである「公園荘」なら密も避けられるのでは、ということで大型旅行はすべて中止して、近場でささやかな一泊の旅行を楽しむことに。

公園荘では朝夕ともに部屋食も可能です!

所在地: 〒327-0102 栃木県佐野市出流原町1120−2

☎:0283-25-0053

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公園荘は東京から車で90分!見どころいっぱい

今回の旅程。

移動手段はマイカー。

東京

約90分

佐野プレミアム・アウトレット(佐野藤岡IC)
※復路は道の駅どまんなか田沼に立ち寄り

約20分

公園荘

いつも素通りしてしまう栃木や群馬ですが この社会情勢下、近場でゆっくり楽しめる場所を見つけるのも良きかな。

公園荘周辺には、春の藤棚・冬(10月下旬~2月初旬)のイルミネーションで有名な「足利フラワーパーク」や「赤見温泉フィッシングパーク」、松茸狩りの「唐沢山」そして「佐野プレミアム・アウトレット」がありますし、さらに車で1時間北上した辺りには、「りんどう湖ファミリー牧場」や「那須どうぶつ王国」、「那須ガーデンアウトレット」等々おでかけスポットがたくさんあります。

今回はコロナに加えて 連日30度越えの猛暑期だったので、立ち寄ったのは行きは「佐野プレミアム・アウトレット」に90分と、帰りに「道の駅どまんなか たぬま」で野菜と、気になっていたうまい食パン購入のみにいたしましたが 過ごしやすい時期ならさらに楽しみが増えそうです。

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昔ながらの味わい深い宿「公園荘」

お宿に到着すると、大きな水車が出迎えてくれます。

チェックインは16時とやや遅めですが、途中「少し早めに着きそうですが」と電話したところ「大丈夫ですよ~」と。

部屋の準備ができていれば早めチェックインは可能のようです。

フロントでチェックインを済ませ、若女将(かな?)が錦鯉の泳ぐ日本庭園を抜けて離れの部屋へ案内してくれます。

期待が膨らむ♪

私たちの部屋は突き当りにある離れ「もみじ」

4人以上の宿泊や幼い子連れだと「もみじ」か「あやめ」になるようです。

「さくら亭」は露天風呂付の特別室。

他には和洋室(8畳+ツイン)のお部屋もあるのだそうな。

「もみじ」は15畳の広ーい和室に

ゆったりソファもあるのが嬉しいかな♪

珍しい鯉さんクッションも四人家族です(*^-^*)

雪見障子越しに眺める部屋専用の庭園には滝と錦鯉が・・・優雅ですわぁ

全ての部屋から鯉の泳ぐ池が見られるように設計されているとのこと。

「よろしかったら鯉に餌をやってください。400匹の鯉が食べに来ます。」とお麩サービス。子どもがいたからかな?素直にうれしい。

若女将が入れてくれた冷茶と一緒に大福餅をいただいて

まだ16時だからお散歩に出かけようか。

FreeWi-Fi完備なのでパパと弟氏おとしは部屋でネット三昧。

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公園荘隣接のフィッシングパーク

公園荘のすぐ隣にはフィッシングパークがあります。

ホント、歩いて一分!にもかかわらず若女将が玄関前まで道案内してくれました♪

炎天下でも、歩いてすぐの所で魚釣りの光景を楽しめるのはラッキー。

子どもたちが虹鱒や鮎を釣り上げて喜んでいる姿を眺めているのは飽きませんわ~。

ぜひとも釣りを楽しみたい気持ちはあったものの、「公園荘」の夕食は食べきれないほどの量だと事前情報をゲットしていたため ここはガマン ガマン。

朝は9時頃からオープンらしいから、明日の朝食後にお腹に余裕があったら来てみよう(たぶん無理)。

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天然記念物の弁天池と磯山弁財天は必見

公園荘の目の前には、日本の名水100選にも選ばれている美しい湧水があります。

天然記念物指定「弁天池」の底から湧いているのだそう。

底まで透き通っています、美しか~涼しか~!

そして、見逃さないでほしいのがこの先にある弁財天様です。

「むむむ、どこまで上るのか」と怯みましたが

旅行に出ると元気なあねちゃんに励まされてがんばりました。

石段は200段ありましたわー

あらやだ、これって山寺(山形の立石寺)みたいな風景じゃない?

はたまた「千と千尋」の1場面のよう・・・。

あらやだ、田園風景うつくし~!

ステキな氏神さまにお参りできて気分爽快

ここって間違いなくパワースポットだと思いますわ!

お賽銭と、夏は水筒・虫よけをお忘れなく。

宿の目の前にちょうど良いお散歩コースがあるのがまた良きかな♪

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公園荘のお風呂とアメニティ

周辺散策して一汗かいたら、お風呂へGO

広々とした浴室、外には半露天風呂も。

お湯は大人には熱すぎずちょうどよい加減。

赤見温泉とは、日本の名水百選に選ばれた弁天池の湧水を加温したものなのだそうな。

温泉ではないので効能は期待できないものの、名水百選の湧水に浸っているというのは、ご利益がありそうです。

滞在中はいつでも入浴可能というのも嬉しい♪

メイク落としを含めてアメニティも揃っています。

ドライヤーは備え付けのものが2台、さらにハイパワーのものが2台備わっています。

浴衣は大、中とありました。

お子様連れの時には小さい子用の浴衣も用意してもらえるようです。

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公園荘の夕食

夕食の時間は17:30から指定ができます。

部屋でいただくのかと思いましたら、なんということでしょう。

別の個室部屋でお食事です。

こちらもまた鯉の泳ぐ庭園を眺められる「はぎ」という宴会用の離れ部屋が、我々家族のためだけに用意されていました。

まるで高級割烹を訪れたよう!

混んでいる時は、この「はぎ」も宿泊用の部屋として使用されるそうなのですが、今回は余裕があったおかげで贅沢な使い方をさせていただけたようです。

和室に少し低めの座敷テーブルというのでしょうか、椅子とテーブルで頂けるのがまた嬉しい。

鹿威しはないものの、蝉しぐれが夏の夕暮れ感を引き立ててくれます。

夏だわー

お品書き

前菜

茄子の香味和え・枝豆・食用ほおずき・とうもろこし・フルーティチーズ・バナナの生ハム巻き・烏賊とホッキ貝サラダ・葉生姜の金山寺味噌

お造り

名物鯉のあらい・海魚お供に 妻一式

焼き物

鮎の塩焼き

揚げ物

稚鮎の南蛮漬け

季節の一品

無花果の白和え シャインマスカット

中皿

坊ちゃん南瓜グラタン

鍋物

栃木和牛しゃぶしゃぶ 名水湯葉・葛切り

お食事

いなり寿司

止め椀

佐野ラーメン仕立て青竹打ち かけうどん

デザート

紫芋のアイスクリーム

お、おなか いっぱい・・・

くるちー

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公園荘 食後のお楽しみ

この日は、「アナと雪の女王2」をロビーで鑑賞できるとお知らせがありました。

あまりにお腹いっぱいで動けない状態だったので、ソファに座ってゆったりと「アナ雪2」を楽しみましたわ♪

名作鑑賞で気分良く部屋に戻ってのんびりしていると、蝉の鳴き声と、窓に激突してくる音にびっくり、蝉って明るい方に飛んでくるのね、ドキドキ。

明かりを消せば水の音だけです。

暗くなると蝉も大人しくなるのかなぁ、そんな自然の生き物の生態も学んだりして。

ポットで部屋に届けてくれる湧水の冷たいお水も美味しかったわ~

このお水で淹れたコーヒー飲んでみたい!!

※翌日の朝食会場でメニューに「コーヒー400円」はあったのですが、これまたお腹いっぱいで注文できませんでした・・・。

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公園荘の朝食

昨夜はお腹がはち切れるほど食べたのに、目覚めればまたおなかが空くものです。

人体って不思議。

朝の光の中、しゃぼん玉が飛んでいました。

通路に食事時間のお知らせがあるので「あら、ご飯何時だったかしら?」なんて慌てることもなさそうですね

朝食御膳

ご飯がおいしい!

湧水で炊いているなら尚更ですね。

朝食も一皿一皿が丁寧に作られていて大満足です。

朝からたっぷりの量を1時間かけてゆっくりいただきました。

希望すれば 朝食も部屋でいただけるそうなのですが、レストランでいただく公園荘の朝食にはとっておきのお楽しみがあるのです。

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公園荘名物SLの走る和風レストラン

なんと!

お味噌汁は、店内をぐるっと一周するSL機関車が届けてくれます。

精巧な作りのSL、つい鉄女になってパシャパシャと撮ってしまいます。

金魚が泳ぐ上を2種類の機関車が走っていきます

ん~フォトジェニック~

金魚の餌サービスまであります♪

すごい食欲~!

金魚たちの水飛沫がプチプチジュージューと音を立てて、まるで金魚を揚げているような錯覚に(;^ω^)

あまりに楽しんでいる私たち家族を見て、追加の餌を持ってきてくださいました(恥💦)

朝食会場はこちらのレストラン

日中は外部の方も利用できるようです。

取材も多く受けているようで、有名人の訪問記念写真が多く飾ってありました。

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まとめ

3代目になるという公園荘は、割烹旅館の名にふさわしい美食の宿でした。

近くに食事をできるようなお店がないため 初代の「夜、お客様がお腹を減らすことになっては申し訳ない」という気持ちからメニューを試行錯誤しているうちに、どんどん量が増えていったとのことです。

SLの走るレストラン、美しい錦鯉や金魚と触れ合える仕組み、昭和な雰囲気を残しつつ よく手入れされた館内は 初代から続いているおもてなしの精神が感じられます。

今回の宿泊ではほとんど他の宿泊者と顔を合わせることがありませんでした。

お風呂もいつ行っても貸し切り状態♪

広い敷地の中でプライバシーは守られつつ不便を感じさせないサービスは、 押し付けすぎず冷たすぎず、絶妙の間合いと程よいあたたかさでとってものんびりできました。

全室離れで、料亭でいただくような美味しい夕食と朝食がついて、8月お盆の時期だというのに1人当たり1万4千円くらい。

ぜひまた訪れたいと思う旅館 公園荘でした♪

mamanoe
mamanoe

こちらのお宿では現地でのクレジットカード決済不可です。
ネットや旅行代理店で予約した場合は事前にオンライン決済をして行くか、現金を用意していく必要があります。

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