家の中で消費電力が高いのは、エアコン・照明・冷蔵庫、加えてお風呂・キッチンですね。注文住宅を建てるなら、オール電化にしたり、照明をLEDにしたり省エネ性の高い家電製品を購入したりと、根本的な省エネ計画を立てるチャンスです。
冬の光熱費が夏よりも高いのはなぜ?
エアコンの稼働時間はあまり変わらないのに、「夏よりも冬の光熱費の方が断然高い~!」と驚くこと、ありませんか?
それは、そもそも夏と冬では、外気温と屋内の気温差が倍以上違うから。
夏は外の気温が30度の時に、室温を28度位に設定すればその差は2度くらい。
しかし
冬は外の気温が10度、5度、雪の降るような寒い日はマイナスにもなります!
そんな中、室温を20度位にしようと思えば その差は10度以上・・・。
そら、光熱費にも歴然とした差になって出ますよね。
省エネのコツはサーキュレーター
サーキュレーターは、室内で快適にすごすためだけでなく 光熱費を下げるためにも絶対不可欠な家電です。
扇風機は体に直接風を当てて涼をとるものですが、サーキュレーターは強い風力で部屋の空気をかき混ぜることを目的に作られています。
エアコンを使用する時期は風向きの設定も意識して、さらにサーキュレーターを併用すると、かなり室内が快適になるのでおすすめです。
エアコン:夏と冬では風向きを変えるのがコツ
夏場はエアコンを↑上向きに設定して、サーキュレーターを使う。
冬場はエアコンを↓下向きに設定して、サーキュレーターを使う。
さらに、カーテンやブラインドを閉めて外部と内部の気温差を小さくした方が電力は低く抑えられます。
シャッターがある家なら、半分程度下げるだけでも だいぶ変わります。
こういったことを実践すると、1シーズンで1部屋約3,000円程度の節約になると言われています。
外国製のオーブンは優秀な反面、光熱費は爆上がり!
注文住宅の際、外国製のオーブンや電子レンジを取り入れることを検討する方も多いのではないでしょうか?
強い火力であっという間にサクサクのパイが焼きあがったり、大きな塊肉も中までしっかりと焼きあがったりとその魅力は確かに大きいです。
ですが、光熱費の面では専用の200Vの電源を取らなければならなかったり、使用頻度によって、かなりの電力食いになるのでマイナスポイントに。
パンやお菓子作りが得意な友人宅では、外国製のオーブンを使用していますが「多い時では月に5,000~10,000円もアップすることもあるよ!」と言っていました。
同じくらい美味しいものを外で買おうとすれば、もしかしたら同額かそれ以上の出費になるかもしれないので ここはご家庭により・・・ですね。
自身にとって、メリットとデメリットをしっかり比べて決断することが重要です。
浴室乾燥機は便利だけど電気代がかかる!
浴室乾燥機は洗濯機の乾燥機能に比べて、4~5倍も電気代がかかります。乾燥させる箱の大きさを考えたら頷ける話ですが、最初聞いた時はびっくりしました!
花粉の多い時期などはよく使っていたんですよね・・・
この事を聞いて以来、乾燥機まで使いたい時期は 洗濯をなるべく夜間に行うようになりました。
エコキュート、エコジョーズ、エネファームの違いって?
安全性を優先した我が家はオール電化=エコキュートを採用しました。
太陽光発電とも相性が良いようです。
エコキュートは初期コストが高い反面、ランニングコストは安くなると言われています。
我が家ではハウスメーカーおすすめのものを設置してもらいましたが、もしかして施主支給したらもっと安くできたのかもしれません・・・。ただ、こうした大物をネット購入するのは不安もあるし施主支給して不良品だと結果、大変な手間につながるので怖いです。
さて、エコキュートは電気代の安い深夜に、お湯を沸かしておく機器です。
エコキュートの使用感想
エコキュートは一つだけ注意しないといけないことがあります。
それは湯切れすると、追い炊きするのに数時間かかってしまうこと。
エコキュートは毎日の使用湯量を自動的に計算して、深夜に作っておく湯量を決めているらしいのですが、家族が時間をあけてお風呂に入った時に追い炊きしようとすると「お湯が足りませーん」とアナウンスが流れます💦
追い炊き機能ボタンを押してからお湯が準備できるまでに2時間以上かかるので、パネルに表示される「お湯残量」が減ったら、早めに追い炊きボタンを押しておく必要があります。
冬以外はあまり湯切れすることはありません。
こういった省エネ設備には補助金が支給されることも多いのでお住まい自治区の情報をしっかりチェックしましょう!自分で申請しないと補助金は受け取れません!
電気とガスの両方使う家では、エコジョーズかエネファームで迷われることでしょう。
エネファーム(燃料電池)は10年間は保証がきいて修理無料、また補助金額が大きいので初期コストが抑えられるのが魅力ですが、10年経ったら新品交換が必須です。
エコジョーズ(給湯暖房熱源機又は追焚付給湯器) は全国的に一番普及していて、比較的修理代も安いです。
住む地域や家族の考え方から、最適なものを選択したいですね。
光熱費の契約内容を知って使用時間を工夫する
我が家の契約は東京電力の「電化上手」です。
その料金体系も備忘録として記しておきます。
「電化上手」の料金体系
~6kVA | 1296円 |
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7kVA~10kVA | 2160円 |
11kVA~ | 2160円+1kVA増えるごとに280円80銭 |
電力量料金に関しては、季節や時間帯によって以下のように電力量料金が4種類に分けられています。
夏季昼間時間(7月1日~9月30日の10時~17時) | 38円72銭 |
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夏季以外の昼間時間(10月1日~6月30日の10時~17時) | 31円73銭 |
朝晩時間(7時~10時及び17時~23時) | 26円01銭 |
夜間時間(23時~7時) | 12円25銭 |
こうして見ると、洗濯&乾燥機、食洗器などの家事炊事はなるべく夜の11時から朝7時までにすると省エネということになりますね!
本当は早起きして、ある程度のお惣菜づくりも7時までにできるといいのですが、そこはハードルが高くまだクリアできていません・・・。
エコキュートや電気温水器などを利用しているオール電化住宅向けのプランである「電化上手」は現在、新規契約廃止となってしまっているのですが、それに代わるのが「スマートライフプラン」です。
こちらの料金体系も参考までに記しておきます。
「スマートライフプラン」の料金体系
昼間時間(6時~翌1時) | 25円33銭 |
---|---|
夜間時間(1時~6時) | 17円46銭 |
※基本料金は、1kW(15Aに相当)あたり450円の料金となっています。
基本料金は、前年で最も多く電力を使用した30分間を基準として設定される「スマート契約」です。
4人家族 2階戸建て オール電化 我が家の電気代
新築戸建てに住んでから、我が家の電気代(1カ月)は
およそ
春・秋=10,000弱
夏=15,000前後
冬=20,000~30,000
です。
冬場はエアコンと床暖、時には灯油ストーブを使いますが、その年の寒さによってだいぶ電気代が変わります。
私が専業主婦で家にいるので、昼間の台所利用とエアコンの節約が今後の省エネの肝となりそうです。
上記の「光熱費を下げるコツ」は大体取り入れているので、
あと できることは、
早朝に料理を済ませる。
昼間はエアコンをなるべく付けない・・・でしょうか。
エアコンはサーキュレーターを使用するようになってからは 設定温度を抑えられたり、部屋の空気が循環するので体感温度が快適になったのでおすすめできます。
ストレスにならない程度に光熱費削減、トライしていきたいと思います。